Woody Lap Steel








今から30年前、サンフランシスコで毎日をブラブラと過ごしていた頃、楽器店で "AIRLINE"なる中古品を見つけ購入した。紙製のオリジナルケースで当時200ドルぐらいだったように記憶している。店員が" Dan Electro "のものだと言っていたのだが、本当のところはよく判らない。

持ち帰ってから暫くの間使っていたのだが、軽めの音色が気になり知り合いの楽器店主と相談の末、新たにボディを作り、ピックアップ部分だけを移植することにした。

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Woodyは、知る人ぞ知るMichael Hondaの自主ブランドで、手工アコギの世界ではかなりのレア物だったとか。
名リペアーマンでもあったHondaさんの手によるエレクトリックラップスティール第1号が本機なのだ。
2台目はもうないので、これが最初で最後の1台。
Woodyアコギのクオリティをご存知の方には、これがどれほどの価値を持つものかはお分かりだと思うのだが、いざ音を出してみると、ボディの素晴らしさをピックアップが表現できていないことを感じた。
ピックアップ自体の磁力が弱っていたので、そこらじゅうにあるマグネットを張り合わせてみたりもしたが、パワーの不足感を拭う事はできなかった。

今から4年ほど前、Rick AielloがSuproやValcoに搭載されているピックアップ用に製作したNIBrosというマグネットを入手した。先に紹介したSupro3も同じものと交換したが、あちらはイミテーションの片側、こちらは両側2個とも交換した。

パワーは蘇った。
"Woody custom LapSteel" on YouTube










Fender Stringmaster D-6







Fenderが最初に作ったギターはラップスティールだったそうな。それらは40年代の早い時期にツイードアンプと一緒に販売されたという話を聞いた。

Fender製の中でもStringmasterは、押しも押されぬ、憧れのビンテージものである。しかも6弦のダブル!

すべてオリジナルのまま、カリフォルニアで譲り受けたものを持ち帰った。
ずっしりと重いのは脚のせいだとしても、気軽に持ち運ぶには適さない。当時の航空会社はそれほど煩いことを言わなかったので、問題なく機内への持込もできたのだが、今ならそうはいかないのだろう。

stm1.jpg

麗しい姿と甘美な音色は、まさにノンペダルスティールギターの代表ともいえるかもしれない。

Epiphone Zephyr 7string model



Epiphoneは1936年からエレクトリックスティールを製作し始めたのだが、あまり人気が出る事なく1958年には生産終了となったらしい。写真のモデルは"Zephyr"と呼ばれるモデルで7弦仕様となっている。決して8弦のペグの1つが欠落したわけではない。

elector1.jpg

トーンコントロールと思われる(膝の上に置いた時の)手前側のつまみは"Master Voicer"で、可変幅を示す"mellow"~"brilliant"とされる表記は、とても音楽的だし、色づけされたポジションマーカーにもそそられるものがある。くつろいだ時間で誰に邪魔されることなく、ニヤニヤしながら弾いていたい1台だ。

Mel-O-Bar Stand-up Steel



立って弾くスティールギターこそ珍しいのではないだろうかと思うのだが、例えばワイゼンボーンタイプにストラップを装着して弾くことが可能だとしても、その格好はまるで弁当売りをイメージさせるので、イマイチ好きにはなれない。今では駅ホームでの弁当売りこそ珍しい時代になってしまったのだが。

MELOBAR Stand-up Steelは、最初の1台を90年代後半に都内の黒澤楽器で見つけた。聞くところによると正規輸入で3台とのこと。以前にリンドレーが同様のものを弾いていたビデオを観たことがあって、即買。その数年後、またもや同楽器店(ただし別店舗)で同じものを見た時にも迷わず即買した。ということは国内での残りは1台。実はこれも都内の中古取扱店のネット掲示で見つけたのだが、決断する前に売れてしまっていた。う~ん残念!現在は受注生産の模様。

melobar2.jpg

ヘッドが重いのでバランスをとるためにボディも重量感をもたせてある。抱えて飛び跳ねることができるのも若いうちだけだろう。肝心の音色は、クリアーかつパンチー。やっぱロックだよね。

GIBSON BR-6



GIBSON社は1935年からラップスティールの製造を始め、自社ブランドだけでなく、Kalamazoo、Recording King等の別ブランドも製作していたそうな。写真のBR-6は戦後製作されたシリーズの後期モデル。

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すべてオリジナルのままだと思うのだが、どこにも不具合はなく絶好調。
しいていうなら、ケースが破損してしまったことぐらいだろうか。

粘りと腰のある太くて艶やかな音色は、他にない。
プロフィール

すぎの暢

Author:すぎの暢
膝の上にのせてバーで弦を擦って弾くラップスティールギター専門奏者。超ドマイナー楽器ですが、可能性は無限です。6弦アコースティック、エレキもええねぇ~!

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